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*夢物語* 【夢小説短編集】

第5章 その一瞬を切りとる君 【ハイキュー!! 宮侑】


*おまけ*

「――見たかお前ら! これが、正真正銘『俺の彼女』や!!」


翌朝の部活前、更衣室に侑の声が響き渡った。
スマホの画面には、夜のパークでカチューシャを着けて並んで笑う、幸せの絶頂にいる二人の写真。


「はいはい、おめでとう」

「角名、撮るならもっとええ角度で撮れや! ほら、このブレスレットも見てや、俺が選んだんやぞ!」

「……なぁツム。自分、これ買うために俺から小遣い前借りしまくったこと、忘れてへんよな?」


治が着替えながら、ジト目で釘を刺した。


「うっ……それは、まぁ、投資や! 漢なら、ここぞという時に出さんと男が廃るやろがい!」

「投資って。銀、聞いたか? こいつ貯金残高ほぼゼロやのに、見栄張ってホワイトデーに全部突っ込んだんやで」

「もはや財布やんけ。🌸、財布拾ったようなもんやな」


銀島の追い打ちに、「財布ちゃうわ! 愛情や!」と吠える侑。
しかし、そんな彼も今や、月1〜2回ペースでパークに通う立派な「常連」へと変貌を遂げていた。


「自分、最近バレーの自主練と同じくらい、あっち(パーク)行ってへんか?」

「しゃあないやろ! あそこ、行けば行くほど奥が深いんや。今はこれや、パワー◯ップバ◯ドのランキング上げんのに忙しいんや!」


侑がスマホでニン◯ンドーエリアのアプリ画面を見せびらかす。
元来の負けず嫌いが災いし、彼はエリア内のコイン集めやミニゲームに、バレーさながらの熱量で挑んでいた。


「見てや、このスコア! 昨日はエリア中走り回って、やっとここまで上げたわ。……でもな、あかんねん」

「何が?」


角名が興味なさげに聞き返す。


「🌸や。あいつ、普段カメラ持っとるから油断しとったけど、本気出したらバケモンやぞ。コインの隠し場所全部覚えとるし、ミニゲームの反応速度、俺より速いんや……」



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