第5章 その一瞬を切りとる君 【ハイキュー!! 宮侑】
「見たか!? 今の見たかお前ら! 『負けるわけない』やて! 『センターコートで一番男前』やて!!」
「はいはい、チョロいな自分」
銀島が呆れたように笑う。
「当たり前や! 🌸がそう言うんやったら、俺らが負けるはずないわ。センターコート? 余裕や! 俺が世界で一番かっこええセットアップ見せたるからな!」
さっきまでのどん底気分はどこへやら、侑は鼻歌まじりにボールを手に取った。
「サム!角名! 練習再開や! 最高の被写体になる準備、今から仕上げとかなアカンからな!」
「……あいつ、単純すぎて逆に怖いわ」
角名が呟くと、治も深く頷いた。
「ほんまやな。……まぁ、あいつに『当たり前』に勝つと信じられて、負けるわけにはいかんくなったしな」
不敵に笑う双子の視線の先で、侑はすでに春高の舞台をイメージしていた。
「見てろよ🌸……! 指名待ちなんかせんでも、あんたのレンズが俺から離れんようにしたるからな!」