第7章 お泊まり
雫side
ピピピッ、ピピピッ、ピピピ――カチャ。
アラームが鳴って起きようとしたのに、なぜか体が動かない。
……何かに引っかかってる?
腕?
「ん……雫、おはよ」
聞き慣れた声。
――あ。
そうだ。
大輝が泊まることになって、告白されて、付き合うことになって、それで……。
そこまで思い出して、一気に顔が熱くなった。
「……顔真っ赤。可愛いな」
そう言って、大輝が軽く頭を撫でてくる。
「……大輝。これから、よろしくね」
「あぁ。俺の方こそ、よろしくな」
そう言って、自然みたいにキスをして、二人で笑い合った。
――って、やばい!
「大輝!もう時間!朝練行かないと!」
「うわ、マジか!全然寝た気しねぇ……」
……。
視線が合って、またお互い赤面。
この繰り返しだ。
とにかく急いで準備して、二人で家を出た。
朝から全力ダッシュ。
めちゃくちゃ大変だった。