【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第11章 ✱.˚‧º‧…姉の変化‧…º·˚.✱
そりゃ、花道の端に自分も映っていたかもしれないが、彼女が褒めるほど自分を見ていたのだと知らなかった。
嬉しい気持ちの反面、流川は仙道と向き合っていた弓月の姿が脳裏をかすめた。
「…あんたは、仙道とは…。」
それが聞きたくて、今日も弓月を待ち伏せしていた。
流川が何故、自分を待っていたかその意図が分かると、弓月は視線は真っ直ぐに向けたまま、流川に言った。
「まめな人だよ、ずっと連絡くれてる。」
流川はまた驚いた。
弓月のことだから、無視されるか、『あんたには関係ない』と突き放されると思っていたからだ。
実際、自分が面倒くさい時は、流川は弓月と同じ態度をよく取るので、弓月の真意は流川には分かりやすかったし、それで傷付くことも別になかった。
今日の弓月はいつもと少し違う。
それは流川にとっては嬉しい方向で。
期待を込めてしまう反面、そんな弓月に流川は少し警戒していた。