【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第11章 ✱.˚‧º‧…姉の変化‧…º·˚.✱
離れていく弓月の腕が見えて、流川は思わず手を伸ばした。
弓月は横目で流川の手が自分の腕に触れるか見ていると、流川はすぐ手を引っ込めた。
弓月が散々嫌がっていた為、流川も触られるのが嫌なのだと、学んだようだ。
流川が手を引っ込めたのが意外で、弓月は振り返って流川を見た。
何か言いたそうな流川だが、言葉を選んでるようだった。
そんな流川を待つ事なく、弓月は踵を返し、そのまま歩き出した。
流川は慌てて、真っ直ぐに歩く弓月の後を追った。
弓月の横に並ぶと、しばらく2人で歩いていた。
街灯が少なく、堤防横の道は黙って歩いていると、真っ暗な中に海の音だけが聞こえる。
二人でしばらくその海沿いの道を歩いていると、横から弓月の声がした。
「……あんた凄かったね、この前の試合。」
弓月の言葉に、流川は驚いた。
あの試合で弓月の視線はずっと花道だけだった。