【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第9章 ✱.˚‧º‧…陵南の仙道‧…º·˚.✱
「…何?」
突然の流川の登場に仙道は呆気に取られていた。
一方弓月は、そんな流川を一瞥して冷たく言い放った。
「…分からん…。」
当の流川は、考えるより先に身体が動いたようだ。
どうしたいかは言われても分からないようだった。
「ははっ、やっぱり弓月ちゃんは可愛いからモテるんだね」
余裕の笑みで仙道が言うもんだから、明らかに流川がムッとしていた。
とりあえず弓月を仙道から離そうとして、弓月の腕を掴んだものだから、弓月の顔色が急に変わった。
瞬時に鬼の形相で流川を睨み上げる。
その変化に仙道はいち早く気が付いたようだった。
次の瞬間、弓月が流川の手を大きな音を立てて薙ぎ払った。
「だから気安く触らないで!」
それだけ言うと弓月は背を向けて、俺たちの方まで戻ってきた。
物凄い顔で戻ってくる弓月に、 俺たちは少し引いて、思わず体をのけ反らせた。
こんなに弓月を怒らせるなよ、バカ共。
この後、弓月に気を使うのは、俺たちなんだよ。