【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第9章 ✱.˚‧º‧…陵南の仙道‧…º·˚.✱
弓月はその場に流川と仙道を残して、そのまま歩き出した。
俺は弓月の背中を少しだけ見送って、チラッと残された二人を見た。
好奇心に勝てずに、勝手に耳をすましている。
離れて行く弓月を呆然と見ている流川に仙道が声をかけた。
「扱いに気を付けろ、あれは好きな奴がいるぞ。」
先ほど交換した弓月の連絡先を確認しながら仙道が言った。
流川が振り返り仙道を見るとが、俺も同じように仙道を見た。
え?弓月が?
俺は仙道が感じたその直感を、少しも感じたことが無いからだ。
俺にとって弓月は、花道と同じくらい、異性関係から離れた存在だ。
流川は仙道を一瞥すると、そのまま仙道から離れて湘北メンバーの所に戻って行く。
俺は唖然としたまま、ずっと仙道を凝視していた。
俺の視線に気が付いた仙道は、目線が合うとにっこり笑った。
不適な笑みに、思わず唾を飲み込んだ。
そんな俺の腕を取り、弓月が俺を呼んだ。
弓月の催促で、俺は皆んなが歩き始めている事に気が付いた。
弓月が俺の腕に捕まり歩き出したのを、仙道はずっと見ていた。
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