【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第8章 ✱.˚‧º‧…隠す関係‧…º·˚.✱
一室のドアの前に来ると、花道は鍵を開けた。
静かに開いたドアの前で、花道が弓月の手を引いてその部屋の中に入って行った。
それがあの日流川が見た全てだった。
流川は弓月の背中を見送りながら、あの夜のことを思い返す。
弓月の姿が見えなくなっても、しばらくその場に立ち尽くしていた。
あの日、二人がどのくらいの時間中に居たのかは分からない。
だけど揉み合っている二人の雰囲気も友達とは随分離れていた。
それなのに弓月の弟で花道と仲の良い洋平は2人を友達だと流川に言った。
すぐに流川はあの2人の関係を洋平が知らない事に気が付いた。
そして弓月の反応で、弓月がそのことを洋平に隠している事も分かった。
だけど、それが何故かが分からない。
弓月が絶対に洋平にだけは知られたくないという気持ちも。
しばらく考えてボーッとしていると、背後から声が聞こえた。
「おい。」
聞き覚えのある声に流川は振り返る。