【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第8章 ✱.˚‧º‧…隠す関係‧…º·˚.✱
弓月は何か花道に訴えているようで、花道が弓月を宥めているように見えた。
明らかに普通じゃない雰囲気に、流川は見入ってしまった。
弓月は縋るように、自分の顔くらいある花道の腕を掴んでいた。
その内弓月が花道に抱きつき、花道の腰には弓月の腕がしっかりと回されていた。
花道の手は、一瞬弓月に触れるのを躊躇しているように見えた。
しばらくそのままの状態で、花道は何か諦めた様に弓月の肩に手を置いた。
弓月は花道を見上げて嬉しそうに笑った。
流川から見えた花道の肩はいつもよりも下がっていて、弱々しい手で弓月に触れていた。
そしてそのまま二人は歩き出した。
流川は思わずその後をついて行ったのだ。
暗い夜道を二人を見失わない程度の距離を保った。
後ろから見ている二人は、会話もなくただ歩いているようだった。
二人はその異様な空気の中、歩いて歩いて。
一棟のアパートの前まで来た。