【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第6章 ✱.˚‧º‧…姉と花道‧…º·˚.✱
流川は振り返った弓月との距離を詰めて来た。
思わず後退りしたら、背中が壁に当たりそれ以上流川から距離を取れなかった。
それでも流川はお構いなく距離を詰めて来て、流川の顔は弓月の目の前にあった。
ーなんだこいつ!!
こんなに空気の読めなさと、距離感が変なやつは初めてだった。
我慢が出来ずに、握った右手を振りかざそうとした瞬間、流川が喋った。
「…どあほうはあんたの何?」
振り上げた拳が思わず止まった。
「は?誰?」
「昨日一緒に帰ってた。」
その言葉で、その阿呆とやらが花道を指している事に気が付いた。
弓月は大きな目を更に見開いて、流川を凝視していた。
だけど、流川への嫌悪感はまだ消えない。
「……水戸はあんたとどあほうはただの友達って言ってた。」
弓月の顔色が変わったのは、洋平の名前が出てからだ。
目線を流川から外した弓月に流川は一旦様子を見た。
だけどそれは一瞬で、弓月はすぐに流川に目線を戻した。