【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第6章 ✱.˚‧º‧…姉と花道‧…º·˚.✱
流川はそんな弓月を見て切れ長の目を細めた。
不思議なモノで、自分の気持ちを洋平に伝えたら、その気持ちを自分でも理解出来た。
目の前の弓月は怒りを表していて、一切の隙も見せていない。
なのに流川が弓月に伝えたい言葉は一つしか無かった。
「……好きだ。」
「は?」
無表情で言ってくる流川に、思わず弓月は素で声が出た。
流川の空気の読めなさが凄かった。
あまりに理解不能の言葉で、弓月はやっと気を戻した。
そしては右手で髪をかきあげ、頭を抱えるように手を振った。
「いやいやいやいや。無理。全然タイプじゃない。」
弓月の全身の否定も、流川は眉一つ動かさない。
じゃっと手を上げて去ろうとする弓月の腕を、流川はもう一度掴んだ。
何度も全身に鳥肌が出る感覚になる。
嫌悪感が凄い。
生理的に流川に好感が持てない。
あまりの嫌悪感に殴ってしまいそうだ。
いやもう殴ってしまおう。
そう思いながら、弓月は振り返った。