【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第5章 ✱.˚‧º‧…流川と嫌悪感‧…º·˚.✱
しばらくウトウトしていると弓月が帰って来た音が聞こえた。
「ただいま。」
微かに聞こえる弓月の声に目を覚まして、俺は時計を見た。
22時を過ぎていた。
弓月も高校生なら、この位の時間になることもおかしくはないだろう。
そう考えながら、俺は起き上がって風呂に入る支度をした。
洗面所に向かうと、そこから出てきた弓月と対面した。
「ただいま。」
ニッコリ笑っている弓月はいつもの笑顔だった。
弓月が俺の横を通り過ぎようとした。
狭い廊下ですれ違う時、弓月から覚えのない匂いがした。
誰かの家の様な、うちの匂いとは違う家の匂いだ。
「……今日どこ行ってたんだ?」
問いだしたのは、咄嗟に出た言葉だった。
俺がそう聞くと、弓月はゆっくり振り返る。
振り向く前に目を伏せた弓月には気づかない。
「……部活の子と駅前のファミレスで夕飯食べてただけだよ。」