【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第5章 ✱.˚‧º‧…流川と嫌悪感‧…º·˚.✱
流川は眠たそうな目をパチリと瞬いた。
よく見えていないのか、彼の視点がやっと弓月と合った。
流川の目の中に入ってきたのは、体と不釣り合いなジャージを着て、困ったように自分を見上げている弓月だった。
流川はもう一度、ゆっくりと瞬きをした。
「……あの……。」
なにも言わない流川に、早く体育館へ行きたい弓月はたまらず声をかけた。
その声で、流川が動いたと思ったら、そのまま弓月の腕を掴んで引っ張った。
「!!!!!!」
その瞬間、言いようのない嫌悪感が全身を巡った。
流川が触った手首から一気に鳥肌が立ったようだった。
急に花道級の大柄な男に腕を掴またこともあり、弓月は声を荒げた。
「っちょっ!触らないで!!」
思わずその手を振り払うが、それ位では流川の手は離れなかった。
流川は自分の手を振り払おうとしている弓月をジッと見ていた。
手を離せばいいのに、分かっているのか分かっていないのか…。