• テキストサイズ

【呪術廻戦】死が分かつまで〈五条悟〉

第2章 痛みの始まり


どうせ、私も利用する側だし…と思いながら、使用人の女性についていく。
あの人の子供を産んだら、対応は変わるだろう。
それまでの辛抱だ。

とある部屋に通されて朝の挨拶をし、座布団の上に座った。
婚約者とその両親…朝食を一緒に食べるのだろう。
焼いた魚の香りと味噌汁の湯気が、目の前に立ち込める。

手を合わせる3人を見て、私もすぐに同じことをする。
家よりも少し豪華な朝食を頂いた。


「葉月ちゃんだっけ?
このまま僕の家に行くよ」


食べ終わると婚約者に腰を抱えられた。
だっけ?ってなに?
婚約者の名前もちゃんと覚えてないの?
ご両親は溜め息をついていた。


「あの…今すぐですか?」

「はぁ…当たり前じゃん。
僕、忙しいんだよ」


謝りながら準備をする為に婚約者の腕から抜けようとする。
でもそのまま太腿を撫でられて、反射的に膝を閉じた。

こんなところで何を…すぐにその手は離れて、今度はカーディガンのポケットを撫でる。
スマホや財布等があるか確認しているのだろうか。

もしかして…ワンピースにポケットがついていると思っていたのだろうか。
自分で選んだ服のくせに…。
ポケット等、なかった。

そのまま引き摺られるように部屋を出た。


/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp