第4章 過去の引力
禪院家から出て少し離れたところで、悟さんは私を片手で抱え、タクシーを呼ぶ。
また両手で抱え直して、肌に指がくい込んだ。
痛いけど嬉しくて、ぎゅっとしがみついた。
「ご、めん、なさい……」
「……ホテルに泊まるよ」
タクシーが来てホテルまで黙ったまま景色が流れる。
運転手さんは気まずそうだった。
ホテルに着くとそのままお風呂に連れていかれ、身体を洗われる。
中にも指を突っ込んで、掻き乱される。
「ッ…あ、ん……ん、ンンッ――!」
「日記に書いてた順平くんってさ、吉野順平?
死んだよ。
僕の生徒が最期を見た」
なんで今、そんなことを言うの。
ガクガクと膝を震わせて、必死に悟さんに掴まる。
「ごめ、なさっ…ンアッ!……いま、いわない、でぇ…
ッ、ふ……さ、とるさ…ごめん、なさい…!」
「僕が聞きたいのは謝罪じゃないよ。
――どういう関係なの」
余韻の中で激しく膣壁を擦られて、ずっと腰を痙攣させていた。