第4章 過去の引力
直哉くんの律動が止まり、腰からも手が離れた。
私はただ涙を流しながら、だらしなく畳に頬を押し付けていた。
朝にも何度も悟さんにイかせられて、もう体力なんて残ってない。
ただやっと終わったと思いながら、未だに入ったままの直哉くんをヒクヒクと刺激していた。
「なんや悟くん――混ざる?」
「あのさぁ…その子、僕のなんだけど。
なにしてんの。
君もこんなことする為に、僕から離れたの?
――葉月」
怒らせた。
悟さんを怒らせた、どうしよう…どうしたら、許してくれる?
焼かれた脳では何も思いつかなかった。
「ごめ…ごめんなさい……悟さんがいい…」
悟さんは目隠しを上げて、直哉くんを見た。
彼が一歩近付く度に直哉くんは苦しそうな声を発する。
「いつまで挿れてんの。
ねぇ……ソコは僕専用だから、ゴミを挿れないでくれる?」
悟さんは何もしていないのに、直哉くんは弾け飛んだ。
もうわけがわからなくて、混乱して怖くなる。
自身の身体を抱き締めながら震え、何度も謝り続けた。
捨てないで…。