第3章 蒼の侵食
ゆっくりと指が抜かれていき、悟さんは姿勢を正して自身を持った。
膣口に先があてがわれる。
「葉月ちゃん、少しでも痛かったら言ってね。
あの日の記憶――全部書き換えてあげたいからさ」
頷くと、ゆっくり悟さんが私の中に入ってくる。
圧迫感はすごいけど、痛みはないに等しい。
これも――"優しくした方が感じる"から?
そんなの関係なく、この人に優しくされてみたい。
あなたの本物の優しさを知ってるから…私はどんどん欲深くなるの。
「ひっ…あ……あッ、ァん…そこ、や……」
「ん〜?ココ、気持ちいい?
葉月ちゃんはGスポ好きだもんね。
僕もう、ちゃんと知ってるんだよ?
葉月ちゃんが可愛くなるトコ__」
ゆっくりと膣壁を擦られて、頭がふわふわする。
もう…何もかも、どうなってもいい。
悟さんが穿つ私の内側をさらけ出してしまえば__。
僅かな水音が、悟さんの律動が激しくなる度に、静かな部屋に響く。
悟さんの掠れた吐息は、私の善がる声に掻き消された。
「っ、はっ……葉月ちゃん、いつから…僕のこと、好きなの?ふッ、ん…」
声から悟さんも気持ちよくなっているのがわかった。
嬉しくて嬉しくて、溶かされた脳では何も考えることは出来ない。
ただ、思ったことを衝動的に吐き出すだけ。
「さ、とるさっ…ぁあッ、ん……やさし、から…あンッ!
つらくて、さみしいときッ…やさしく、してくれ…たァ!」
「そっか……
僕ね、若人が大人に、未来を奪われるのが、ンッ…嫌い、なんだよね。
……ッ、でも結局、僕も変わらないよね」
悟さんが言ってる意味がよくわからなかった。
何度も膣壁を擦り、奥を穿つ。
話していても、抽挿は緩まらない。
「ごめんね、葉月ちゃん…はっ、ァ……
君の今も未来も、僕が奪う」
今はもう何も考えられなくて、後からまた聞こうと、意識を快楽の渦に埋めた。