第3章 蒼の侵食
達しても止まらなかった抽挿が、一瞬の内に終わりを迎える。
一気に自身を引き抜いた悟さんは、捲れたスカートを戻し、欲を吐き出した。
黒が白に塗り潰される。
なんだかとても、背徳感を感じた。
それは悟さんも同じようで、その感覚に興奮しているようだ。
腕を掴まれ、指に悟さんの液体が絡む。
指で掬うように動かされ、その手は顔の前に移された。
白濁がポタッ…と頬に落ちる。
「舐めてもいいよ?」
白濁から悟さんに目線を移すと、感情を露わにし、厭らしく歪ませていた。
見下ろされる感覚に身体の奥からゾクゾクして、指に舌を這わせる。
その味に少し、眉を顰めた。
「ははっ、苦い?塩っぱい?」
「苦くて…甘い」
「甘い?」
苦いはずなのに、何故か甘みを感じた。
悟さんも首を傾げていた。
甘いって言われたことないのかな?
「ま、いいや。
起きれる?
次は、後ろからね」
つ、次…?
腰を持たれて、そのまま反転させられる。
悟さんが見えないまま、悟さんを感じた。
好きな人とするのって――こんなに幸せなんだ…。
悟さんに嫌いにさせられた行為は、今日…悟さんに好きなものに変えられた。