第3章 蒼の侵食
「っ……はァ…葉月ちゃん、慣らすからね…
ちょっと待ってね」
すぐに達して、膝で悟さんの腰を挟むと、ゆっくり起き上がりながら優しく膝を開く。
少し息を乱した悟さんを見てると、全身が心臓になって、好きだと叫んでいる。
嬉しいのに苦しくて、涙が溢れた。
いっぱい"好き"って言ったら、一度は返してくれないかな…?
「ッ、ぁ…あ……さ、とる、さん……すき、すき…
これいじょ、好きにさせ、ないでぇ…うっ、ぁ…」
ゆっくり入ってきた指を何度も締め付け、軽く達した感覚を何度も味わった。
悟さんの反応がなくて、少し怖くなって…間違ったのかと謝ろうとした。
「……好きにさせたつもりはなかったんだけどな。
ごめんね、好きにさせちゃって。
でも大丈夫だよ。
僕が結婚するのは、葉月ちゃんだけだから…
いっぱい好きになっていいよ」
嬉しいはずの言葉が、私には痛かった。
応えてもらえない気持ちを抱えながら、ずっと一緒にいようと言われている。
それでも、優しくて残酷なあなたを――きっと私は、もっと好きになる。