第3章 蒼の侵食
ご飯を作って食べても、お互いあまり喋らなかった。
えっちなことはしてたけど、挿入するのは初めて会った日以来だから、なんだか緊張する。
「先に入っておいで」
お風呂が沸くとそう言われ、少し寂しかった。
一緒じゃないんだ…。
トボトボと浴室に向かい服を脱いで、いつもより念入りに洗った。
下着だけをつけて、肩からバスタオルを羽織る。
リビングでソファに座る、愛しい白髪を見付けて、軽く肩に触れた。
「悟さん、いいよ」
首を反らして見上げてくる悟さんを見つめる。
薄らと開いているぷるっとした綺麗な唇に、衝動的に、本能的に…自身の唇を重ねた。
唇を離して、キラキラと煌めく蒼を見つめる。
悟さんの口角が少し上がった。
「ふふ、もう少し待ってて。
ほら、髪も乾かさないと」
濡れた毛先を指先で掴み、匂いを嗅ぐように口付けた。
どうしよう…好きすぎて、涙が出てきそう。
好きになったら、止まることを知らずに、急速に想いを大きくしていく。
この人に、ずっと触れていたい。