第3章 蒼の侵食
朝食を食べながら何度か絶頂を味合わされ、制服に着替える。
リボンを襟の下で留め、ブレザーを着た。
今日から新しい制服。
「へー、似合ってんじゃん。
じゃあ…今日は早く帰って来れるから、約束…果たしてもらうよ」
だから…着替えてる時にノックもしないで入ってくるのをやめて欲しい。
でも、似合ってると言われて、なんだか胸が弾んだ。
「約束?」
「え〜忘れちゃったの?
――制服着たままえっち」
そうだった、スカートに精子かけるとか言ってた。
そんなことの何が楽しいのかわからないが、悟さんが喜ぶならいいかと思った。
なんで私は、悟さんに喜んで欲しいんだろう。
髪を整えて玄関に向かう。
靴を履いて立ち上がると、背中に温かいものが触れる。
振り返ると、悟さんの胸に当たっていた。
悟さんはそのまま毛先をひと束持ち、撫でる。
「……一緒に行こうか」
「え?……あ、下まで?」
「ううん。
葉月ちゃんの学校まで」
驚いたが、電車にひとりで乗らなくていいということに、嬉しくなっていた。
知らず知らずのうちに、口角が上がっていく。
悟さんが準備を終えて来るのを、心待ちにしていた。