第1章 五条 悟の場合…※R18
「…!!!????」
間近で動きを止めた悟の唇は楽しそうに弧を描きこの状況を面白がっているのは一目瞭然だ。それが分かっていても目が離せないほどの美丈夫なことが悔しい。
唇とかぷるぷるだぁ…ってそうじゃなくて!
圧倒的“美”に意識を持って行かれそうになった茉奈だったが間一髪のところで現実に戻る。六眼で見つめられていたら戻っては来れなかったかもしれない、いや十中八九戻って来られないと言い切れる。
「さてここで問題で~す!茉奈、明日は何曜日でしょ~か?」
「??ど、土曜日」
「正解!」
なんでそんな質問を?と疑問符を浮かべたところで自分の手がするりと何かにからめとられていることに気付いた茉奈はハッとする。
「俺、明日は休みなんだよね~」
指を絡めた手に軽いキスを落とした五条は「言ったでしょ、抱き潰すって」と笑った。
「あ”っ…んん!…待っ、さと…っ!!!」
「…っは、聞こえないんだけどっ」
組み敷かれただただ嬌声を上げるだけの茉奈を見下ろし、昂った己を鎮めてくれと懇願するように何度も奥へと打ちつける。綺麗にかけ直したはずのシーツは乱され、体を伝う汗がシミを作っていく。
何度目か分からない絶頂は茉奈の意識を高みから下ろしてはくれない。
「またイッた?そろそろキツイ?」
悟が動きを止めて囁きながら首筋に唇を寄せる。絶頂の余韻が残る体は茉奈の意思とは関係なくガクガクと震え言う事を聞いてはくれない。
優しい声で震える脚を宥めるように撫でられる、それすらも茉奈の体には快楽として与えられる甘い拷問だった。
「も…だめ…っあぅ!?っ!!」
グッタリとした茉奈の姿に悟は病み上がりという事実を思い出し休憩を、と思ったが茉奈の中からズルリと抜いた己は互いの愛液に塗れ、暗い部屋の中で差し込む外の明かりでトロリと妖艶に光る己のモノに悟は「ははっ」と笑った。
意識朦朧と横たわり自身の指が軽く触れるだけでも息を漏らす茉奈に悟はゾクゾクと嗜虐心を煽られたのだ。
「ごめん茉奈。やっぱ休憩無しね」