• テキストサイズ

【チェンソーマン】凍てついた幼心〈早川アキ〉

第8章 白銀の世界に


隣にいるアキがテーブルの下で、私の袖を軽く引っ張った。
アキの顔を見ても、マキマさんの方を向いているだけ。

その手が…行かないでと言っているように感じた。


「なら、仕方ないね」


マキマさんは一度目を伏せて、アキを真っ直ぐ見た。


「これは命令です。
早川くん、細川結那をデンジくんの目の前で始末しなさい」


驚いて固まることしか出来なかった。
どうしてマキマさんはそんなことを言うのだろう。

アキは抗おうと目を逸らそうとしていた。


「始末します。
ですが、まだ出来ません。
結那は何も知りませんので」


マキマさんは美しく微笑んだ。
目は笑っていなかった。

アキは何も聞かなかった。
民間人の私を何故殺さなければいけないのか、何故デンジくんの目の前でなのか。

会ってみてわかった。
姫野さんがどうして嫌悪感を抱いているのか…マキマさんは怖くて、何か違和感がある。
何故、アキやデンジくんが想いを寄せているのか、私には理解出来なかった。


/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp