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【チェンソーマン】凍てついた幼心〈早川アキ〉

第12章 望んだ未来※if


なるべく音を立てないように吸って、アキの声を聞いていた。
必死で抑えてるけど、鼻から漏れる声が可愛くて、もっと聞きたくなる。


「んッ、ふ……結那、ぁ…」


髪の隙間に指を通し、掻き上げてくる。
眉を寄せ熱い吐息を吐きながら、「出る」と呟いた。

アキの髪が揺れて、喉に熱いモノがかかる。
全て吐き出されるまで待って、喉に流した。
アキの瞳の奥が揺れる。


「ごめん…はぁ…ぁ…
口ん中に……」

「ん、いいの。
初めてじゃないし…」


アキは驚いて目を見開いたが、「やっぱあの時…」と私が口でした時のことを思い出しているようだった。

温かさが身体の奥から満ちていく。
アキの熱が広がった。

そしてアキは――話しにくそうに目を逸らして、口から息だけを漏らす。
音が乗らないその息に、何を乗せようとしてるのだろう。


「姫野先輩と……してない。
結那が気にしてるのかと思って…」


突然のその名前に息を呑む。


「そ、そっか。
そんな気にしてるわけじゃなかったけど…あの時聞いてごめんね」

「ゴムつけられて、上に乗られた。
でも挿れてない。萎えた。
結那の泣き顔がチラついて…
その時はそんな風に好かれてるとは思ってなかったけど…何故かお前が傷付くと思った」

「好きだったよ…
小学生の頃からずっと好き。
たぶんその前から好きだったと思う。
これからもずっと好き」


気にしてない等と言っておいて、すごく嬉しかった。
私は産まれた時から、アキに心を奪われていたのかもしれない。


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