第2章 性欲か生欲か愛欲か
湯船に浸かり、アキの膝に座って向かい合う。
息をする度、水面が揺れた。
腕を動かしたアキで水面が大きく揺れて、胸が形を変えた。
膨らみに優しく沈み込む指が熱くて、溶けそう。
乳首に舌を這わせ、反対側は指が摘む。
甘く、ピリッとした刺激に、鼻から息が漏れた。
噛んで舐めて、また噛む。
肩まで伸びた髪の隙間に指を通して抱き締め、その快感に耐えた。
「っ…ん……アキぃ…早く、ほし…」
アキは私の言葉に答えるように指を滑らせ、クリトリスを撫でる。
「あッ!」
「ばっ…!」
指が離れて、身体も少し離れる。
近付いてきた唇に口を塞がれ、クリトリスへの愛撫は再開した。
優しく擦られる度に頭が白く霞んでいく。
舌が絡まったまま、鼻から甘い吐息を漏らし続けていた。
すぐに込み上げてきた熱は、アキの手で弾ける。
ビクビクと痙攣する私に気付いているはずのアキは、そのまま指を滑らせ、中を掻き回した。
クリトリスを撫でていた時よりも腕を動かし、水面が大きく揺れ、ちゃぷ、ちゃぷ…と音が反響する。
熱くて、苦しい。
酸素を求めて唇を離そうとしても、磁力のようにまた引き寄せられる。
アキはする時、ほとんど喋らない。
掠れた息だけが聞こえる中、私はそれを掻き消す。
でも今は、膣壁を擦る指に鼻息を荒くして耐えていた。
少しすれば抜かれていく指を締め付け、もっとと身体が欲しがる。
膣口に触れた、熱いアキの欲棒の先端を吸い寄せるように伸縮した。
「マキマさん……」
離れた唇が紡いだのは、私の名前ではなかった。