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【チェンソーマン】凍てついた幼心〈早川アキ〉

第7章 夏霞の中の文字


あれからアキがよく手紙を書いているのを見かける。
でも、中身は絶対に見なかった。
隠してある場所も知っている。
それでも見なかったのは、アキが"書き終わったら読ませてやる"と言っていたから。

ベランダに出ると蝉時雨が忙しなく響いていた。
ジリジリと肌を刺す空気。
急いで洗濯物を取り込み、冷房が効いた室内に戻る。

洗濯物の皺を伸ばすように…熱を逃がすようにパタパタと振りながら畳む。
早く帰って来ないかな…みんなが帰って来たら何を話そうかと考えながら畳んでいき、アキのパンツを見て少し息が止まる。


「したいな…」


私から誘ったら、はしたないとか思われるだろうか。
アキが欲しい…。

その日、いつもの時間になってもみんなは帰って来なかった。
幾ら待っても帰って来なくて、ひとりでご飯を食べて、ひとりで眠った。


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