• テキストサイズ

【チェンソーマン】凍てついた幼心〈早川アキ〉

第3章 在りし日の温もり


リビングに出てキッチンに立つアキを見つめた。
目が合うと柔らかく笑って、名前を呼ばれた。

アキのところへ行くと、ガスコンロの方に引き寄せられる。
リビングにいるデンジくんやパワーちゃんからは、壁で見えていないだろう。

黒電話一つだけが置いてある奥の台に押し付けられ、細めた瞳が光る。
そのまま口付けられ、私の全てを奪うように求めてきた。

キスをしたまま手に何かを持たせられ、そのまま腕を上に上げられる。
指がアキの髪に触れた。

手を掴まれると、襟足から髪をたくし上げるように動かされる。
持たされたのは髪ゴムだと気付き、舌を絡められたままアキのさらさらな髪をまとめた。

アキ、いつもどんな風に結ってたっけ…墓石の前で会った時のことを思い出し、髪を高く上に上げる。
そのまま髪ゴムで束ねた。

腕を下ろすとゆっくり唇が離れていく。


「結那…挿れたい」

「だ、ダメだよ……
パワーちゃんたちいる」


本当はしちゃいけないのに、無理やり理由をつける。


「もう、どうでもいい
結那、結那…」


いきなりどうしたのだろうとアキの目を見つめても、感情は読めなかった。

両手を引かれて逃げられなくなる。
そのまま激しく口付けられて、舌を絡ませながら唾液を流し込んでくる。

何度も舌を絡ませて歯列をなぞって…上顎を擽る。
掴まれていた手は離れて背中に回り、きつく抱き締められた。

銀糸を引きながら離れていった唇からは、熱い吐息が溢れていた。


/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp