Feline Journey( ONE PIECE )
第1章 🐾
グラスを磨きながら、隣のテーブルの会話に耳を傾ける。
「なぁ、聞いたか? 昨日来てた海賊、早速ネコガミ様の世話になったそうだよ」
「日ごろの行いがよくなかったのかねぇ。それにしても、街が守られてありがたいことだ。」
は、何も言わずに笑顔で酒を置く。
情報収集ができるのも、酒屋で働くメリットのひとつだ。
「そういえば新聞見たか? とんでもない額の海賊が現れてたな。麦わらのなんとかってやつ。」
「あぁ、麦わらのルフィ。3000万とかだったな。どれほど恐ろしいんだろうか。この街には来てほしくないなぁ。」
「いいや、そいつもネコガミ様にかかればすぐ捕まるだろう。この街は安泰さ。」
は、静かにグラスを磨き続ける。
今日も、この街は平和だ。
そしては、いつも通りの一日を過ごしていく。
――3000万ベリーの麦わらのルフィ。 か。
カウンターの奥で、彼女の瞳が、ほんの一瞬、鋭く光った。