Feline Journey( ONE PIECE )
第1章 🐾
しばらくして、騒ぎを聞きつけて、マスターが駆けつけてきた。
マスターはの傷を見て、顔をしかめる。
「!なんて傷だ……今日は休め。無理するな。」
ルフィがマスターに問いかける。
「マスター!を海に連れ出してもいいか?」
マスターは少し驚いた顔をし、すぐに優しく笑う。
「もし、あの娘が望むなら、連れて行ってやってくれ。」
マスターはを見て、穏やかに続ける。
「お前はもう十分、働いてくれたよ。好きなように生きなさい」
の目が潤む。
「……マスター。」
は部屋に帰り、ベッドに座り込む。
傷の痛みはまだ残るけど、それ以上に胸がざわつく。
ぼーっと考えごとをする。
もっといろんな世界を見てみたい。
父親が話してくれたような、自分の知らない、未知の世界。
でも、マスターにはまだ恩を返しきれていない気がしている。
は窓から港の方を眺める。
――どうしよう。
まだ、答えは出ない。
でも、気持ちはゆっくりと動き始めていた。