Feline Journey( ONE PIECE )
第1章 🐾
やがて夜が深まり、酒屋の扉に「準備中」の札が掛けられる。
客の喧騒が遠ざかり、静けさが戻った頃。
は一人、外へ出た。
大きく伸びをし、夜風に髪をなびかせる。
「……ふぅ」
東の空が、かすかに白み始めている。
彼女の瞳が、ゆっくりと細くなった。
先ほどまでの柔らかな笑顔は、どこにもない。
代わりに、狩人のような鋭い光が宿る。
「さーて、今日も狩りますか」
その声は低く、静かだった。
何を隠そう
――ネコガミ様の正体こそ、このだった。
ネコネコの実の能力者。
自らの姿を猫に変え、闇に紛れて戦う“海賊狩り”
人の身では届かない距離も、猫となれば一瞬。
鋭い爪、牙、人間離れした速度と反射神経。
小型種で影のように忍び寄り、大型種で力任せに叩き伏せる。
状況に応じて、姿を使い分けるのがの戦い方だ。