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Feline Journey( ONE PIECE )

第1章  🐾






朝の市場は、いつものように活気に満ちていた。
新鮮な魚の銀鱗が陽光にきらめき、野菜の山が色鮮やかに並ぶ。
は籠を抱え、慣れた足取りで店を回る。


魚屋のおじさんから「今日の鯛は最高だよ!」と声をかけられ、笑顔で頷く。
マスターの体調が戻るまで、この街でこの日常を続けている。


ふと、視線が横の店先に止まる。
煙草をくわえながら魚を吟味している金髪の男。
優雅な仕草で魚を手に取り、店主と話している。



――あれ?



「あれ???酒屋のちゃんっ?!」


男が振り返り、目をハートマークにしながら叫んだ。
昨日、店に来た麦わらのルフィの仲間だ。




は一瞬固まり、すぐに笑顔を浮かべる。


「ええ、昨日はご来店ありがとうございましたー。」



サンジは目を輝かせ、煙草をくわえたまま一礼する。


「いやぁ、こんなところで出会えるなんて運命だ♡」




は自然に会話を繋ぐ。


「料理、されるんですか?この街の名物は、新鮮な貝料理ですよ。でも今日は鯛がイチオシだって店主さんが言ってました。」



サンジの目がさらに輝く。
「あぁ、俺の名はサンジ、愛のコックだ!!!ちゃんの店で出す料理、皆大絶賛してたよ。」



二人は市場の喧騒の中で、食材の話で盛り上がった。
この島のスパイスの使い方、魚の捌き方、簡単なレシピのコツ。
サンジは真剣に聞き、時折「なるほど!」と頷く。


も、久しぶりに料理の話で心が弾むのを感じた。



「うちの船長が、ちゃんの料理かなり気に入ったらしくてさ。滞在中は毎日のように世話になると思うから、よろしくね。」


サンジはニヤリと笑い、軽く手を振って去っていった。
は籠を抱え直し、静かに息を吐く。
社交辞令だろうけど、嬉しい言葉だった。




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