第3章 交錯する想い
日常は淡々と続く。
いつもの授業、いつもの休み時間。
運が悪かったのは、四時間目に体育が入っていたことだった。
普段なら難なくこなせる内容だったはずなのに、昨夜からほとんど何も口にしていなかったせいで途中から視界が白く滲み始めた。
立ち上がった瞬間、足元がふらついたところまでは覚えている。
次に意識を取り戻したときには、保健室のベッドの上だった。
「お迎えが来るまでに少しでも食べて、横になっていなさいね」
枕元に置かれたのは、時間が経って冷めてしまった給食。
それを視界に入れて、私は小さく頷いた。
先生は「職員会議があるから」と短く告げ、足早に保健室を後にする。
扉が閉まる音がして、室内はすぐに静けさに包まれた。