第6章 堕神※
両手をショートパンツの裾へとかけ、ゆっくりと引きずり下ろす。
顔を隠すのを諦めるかと思ったが、意外にもナマエは両手で顔を覆ったまま、小さく震えているだけだった。
「……腰、上げろ」
「っ……や、やだ、」
低く命じるように告げれば、ナマエは顔を隠したまま、弾かれたように小さく首を横に振った。
しかし、そう言われるのも想定内だ。
元々、最初から、"こう"するつもりだったし。
「まあ、別にいいけど」
「ひゃっ…!!」
抗う暇も与えず、力任せにその足から布を剥ぎ取った。
一瞬だけ顔を隠すのを止めたナマエの瞳が、驚愕と羞恥に揺れて俺を射抜く。
「かっ、かえして……!」
「無理」
そう言いながら、下着ごと抜き取ったショートパンツを床へ無造作に投げ捨てる。
顕になった白い半身。
それを隠そうと伸びてきた細い両手を片手でまとめて頭上へと縫い付け、逃げられないようにその足の間へと割り込んだ。
「恥ずかしいから……っ、お願い」
「無理だっつってんだろ」
頭の両脇に手を突き、至近距離からその顔を見下ろすと、熱に浮かされたナマエの瞳は今も溢れそうなほど潤んでいる。
それすらも、今の俺には興奮材料にしかならなかった。
「……全部、くれるんじゃなかったのか」
「っ、」
鼻先が触れ合う距離で吐息を混ぜるように囁けば、ナマエが短く息を飲む。
逃げ場なんて、お互いもうないだろ。
「諦めろ」
「やっ────ん、」
拒否の言葉を遮るように唇を合わせ、唾液を絡め合う。
頭上で拘束した手には力を込め、自由なもう片方の手は淀みなくナマエの下半身へと這わせた。
再び濡れそぼったそこへ指を添えれば、今度は静まり返った部屋に、くちゅりと生々しい水音が響く。
「……ッ、」
なけなしの理性すらも投げ捨てて好き勝手抱き潰してしまいたい。
そんな衝動を必死に抑え込みながら、溢れ出た愛液に指を絡める。
そして蜜をたっぷりと含んだ指先で一番敏感な突起を愛液で塗りつぶすように弄ってやると、ナマエの身体が強く跳ねた。