第6章 堕神※
唇の隙間から時折零れる甘く苦しそうな嬌声が、じわじわと確実に俺を追い詰めてくる。
(……全部あげるとか、馬鹿だろ)
万が一、億が一にも──この馬鹿が俺以外の誰かにあんな無防備な煽り文句を言わないように。
今日は嫌というほど、乱してやる。
「っ!?めぐ──っんん!!」
胸を弄っていた手を、今度はナマエの足の方へとゆっくり滑らせる。
肌触りのいいショートパンツの緩い入口を潜り抜け、下着の柔らかなゴムをするりと抜けたその先。
細い足の間にある蜜口にそっと指先を添えると、くちゅりと湿ったような生々しい感触が皮膚に伝わってきた。
(…………濡れてる)
深く貪るようなキスは続けたまま、
浅い部分から愛液を丁寧に掬い上げて入口付近をゆっくりと撫でてやると、ナマエは驚いたように目を見開いて頭を小刻みに揺らした。
昨日の俺ならここで理性に頼って止まってやれたかもしれないが、今は違う。
そもそも、散々煽ってきたのはコイツの方だ。
真っ直ぐな目で、何も知らない無垢な表情で、あんな言葉を投げかけられて──止まってやれるほど、俺は立派な男じゃない。
「っは……、止めねぇっつったろ」
「…っ」
ようやく唇を離して、荒い息のままナマエを見下ろしながら低く告げる。
肩で浅く息をするナマエは、暗がりでも分かるほど真っ赤に染まった顔を、両手で必死に隠していた。