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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第9章 嘘と観光


待ち合わせ場所…2人は五条と合流する
「や、おかえり~」
軽く五条が手を振る

『悟、大丈夫だった?』
「もちろん余裕、とりあえず伊地知に任せてきた」
『イッチー…心の底から感謝…神すぎる』


『ん?あれ?』
紅海は自分の違和感に立ち止まり
恐る恐るガラスに映った自分の後ろ姿を見る
『えー!?やだぁ…最悪~』
スカートの裾やタイツが、戦闘の痕を残し少し裂けている
せっかく買った服が台無しだ

瞬間、状況を察した五条が両手を上げる
「あ~はいはい、万歳~っ」
『へ?』
返事を待たず五条は 紅海の肩に手をかける
着ていたジャケットを脱がせて預かると

代わりに自分のフードジャケットを被せて
頭をグシャっと撫でた
「ほら、これ着とけよ?」
『っわ…』
五条のジャケットは、 紅海には明らかに大きいのでちょうどいい具合に隠してしまう

『あ、ありがと…』
袖を通すと、やっぱり大きい
悟の腕って長いんだなぁ…とぼんやり考える

布越しに伝わる体温、五条を感じる微かな香り
あれ?何か…これ………
時間差で気付く 紅海
ふるふるっと何かを考えないように首を振ると

『ね?変じゃない?』照れ隠しに、くるりと回って聞いてみる

「は~?変じゃないって、むしろ僕のってだけでプレミア付き、
気にするなら、その服全部、追い剥ぎしちゃおうか?」
『やだやだ!無理無理!ありがとう!ありがたく頂きます!』
「いや、あげたんじゃねぇよ!」

遊佐は、そのやり取りを見ながら声を掛ける
「 紅海ちゃんは、何着ても可愛いいで
今日やって、せっかく、お洒落してくれたのに…こんな事なってしもて…」
すかさず五条
「あれ〜?遊佐君、僕のためにお洒落したみたいに言ってるけど、 確か、紅海さんは、街に馴染む服が欲しかっただけだもんな〜?」

『ちっ、違う、違うよ!
決して街に馴染むからとかじゃないからね?
観光用!観光用だよ!
やめてよ悟!私、犯罪者みたいじゃん』

弁解する 紅海を見て
遊佐は可愛く思う

その後、観光は続く

近くの神社に行って、おみくじを買ったりと
紅海は遊佐をもてなした

そして遊佐が京都に帰る時間がやってくる
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