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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第9章 嘘と観光


五条は静かに笑い携帯を取り出した
【 流鏑馬 紅海】をタップする

今回の呪霊が強かったのは解っている
でも、 紅海なら大丈夫と言う信頼が有った

「 紅海?どう?そっち?こっちはオールクリア
ははっ、これが本当のサプライズバースデイだよね~?」

東京タワーを少し離れて、 紅海は電話をしたまま歩く
騒ぎは収まりつつあるが、周囲はまだ落ち着かない

『あ、悟、そっちは大丈夫?
うん、本当、ビックリ…
あ、でも、明日が本当の誕生日だからね?
とりあえココ、ざわつき始めてるから離れるね』

紅海は五条との通話を切って振り返る


『で、遊佐くん…』
遊佐の杖を見つめる
「足、悪ないん、バレてもうた訳やけど…その」

『あのね、前から、ちょっと治ってるかも?…って
でも、遊佐くんの足、良くなって、ほんとに良かったよ』
責める気配はなく安心した様に笑い、遊佐の隣に座る

あぁ、自分はこう言うとこに惹かれるんやな…
「怪我した時は、正直チャンスや思ってん」
紅海が首をかしげる
遊佐は、言葉を選びながら
「怪我を切っ掛けに補助監督になって
紅海ちゃんの支えになりたい思った」
視線を伏せたまま続ける
「騙したことは…ほんまに、申し訳ない」

『ううん、遊佐くんが、私の事支えてくれたのは本当でしょ?』
「そりゃ当たり前や」即答
『じゃ、遊佐くんが元気なら気にしない、だから遊佐くんも、気にしないで?ね?
それにね、遊佐くんの術式、久しぶりに見れて嬉しかったしね』

私なんかの事考えてくれて…ありがたい…でも遊佐くんの呪術師としての才能を奪ったみたいで…

紅海は少し遠慮がちに
『遊佐くん、もし、呪術師復帰するなら復帰してね?
多分、皆大喜びするよ!』
「復帰なぁ…」
元々、 紅海ちゃんと一緒に居りたいんもあったし復帰したら居られへんなるなぁとは思っとったけど
京都と東京やと、もうどっちみち変わりないか

『大丈夫!お姉さんが推薦してあげましょう!ふふふ』
紅海は、わざと遊佐の肩をポンポンと軽く叩いて元気付ける
「ははっ、考えとくわ」

遊佐は杖を取り五条との待ち合わせに 紅海と向かう

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