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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第9章 嘘と観光


ハァハァと息を整える 紅海

『っはぁ…いつもより、動きにく…すぎて…やっぱりスニーカーとかに…しとけば良かった…』
額の汗を拭う

「その格好で戦う姿も、えらい魅力的やったけどね…
っ! 紅海ちゃん、危ない!!」

最後の足掻きで、呪霊が 紅海に鋭い攻撃を放った

ガキッ!!

遊佐が、呪霊の攻撃を杖で受け流した

杖なしでしっかり踏み込んでいる…
呪霊に杖を向け、片手で掌印を組み…そして
杖の先を突き付ける

≪≪玻璃針刺≫≫
-- はりはり--

薄く色づいた針のような呪力が現れ何本も呪霊に刺さり
爆ぜ祓われる

「あ、しもた、補助監督は戦闘禁止やったな…
ま、正当防衛っちゅうやつで…」
遊佐が杖の残穢を薙ぎ払った

ーその頃
メインデッキからの外階段
帳の外側で、五条は空を仰いでいた

なるほどね
帳の構造、発動する条件、
非術師の時間停止の組み込み

発動地点と発動起点のズレ…
「あっちは、僕より 紅海に任せて正解…」
視線を外そうとするが

「おっと…」
ふと、トップデッキの方へ戻る
遊佐由布湯のしっかりした踏み込み
「やっぱりね~、あの足…治ってんじゃん」
まぁいいや
「さて、こちらは、真犯人探しでもしますか」

五条の六眼には、呪力の流れが線として見えている
東京タワー全体を走る呪力の跡
それを逆算するのに、数秒もいらなかった

発動起点は、地上…おそらく東京タワーが見え
人混みに紛る事の出来る場所

「ホント悪趣味だよねぇ」
タワーの階段から一歩踏み出す
フェンスを軽く吹き飛ばし、宙に舞う

―次の瞬間

「え?」
呪詛師は、自分の喉元に指がかかっていることを理解できなかった

視界が揺れ、足が浮く
「はい、終了…何か言い訳有る?」
「あ、ありませ…」

五条は笑顔のまま、ワンパンで制圧
反撃の余地も、詠唱の時間もない

「帳を下ろすだけ下ろして、
中のことは“呪霊任せ”か…
考えたつもりなんだろうけど…さて何が目的か」
疑問が残る…襲撃

手を離し呪詛師を地面に転がす
「残念…相手が悪すぎたね…もう少し、マシなの連れて来てよ」
五条悟にとっては、呼吸と同じくらい自然な制圧だった

呪詛師を無力化した直後、五条は視線を東京タワーへ戻す
帳が完全に解けたのが見えた

まぁ、 紅海なら余裕だよね
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