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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第9章 嘘と観光



チヤホヤされている五条を認める様に、うんと頷き

紅海はソレを特に気にした様子もなく、首をかしげた
『それはそーと、今更なんだけど、本当に無理してない?
悟、忙しかったら大丈夫なんだよ?
断りづらいとか無い?』

それはそうとって、流された!
「いや、全然大丈夫!」
声が少しだけ大きくなる

「僕、最強だからね
 仕事が溜まってても伊地知に調整してもらっちゃったし(てへ)」

『それは…なんだかイッチーが優秀なのでは…』

「え~、なに? 紅海さんは
 僕には休みの日も与えないってこと?」
『そんなことないよ』
紅海はすぐに首を振る

『それに、私、今日の事、楽しみにしてたし』
その一言で、胸の奥が変な音を立てる
『遊佐くんもね、楽しみって言ってたんだよ』

「……ふぅん」
短く相槌を打つ

『後さ、言おうと思ってたんだけど
遊佐くんと悟って、気が合うと思う!』

紅海は少し声を落とす
『遊佐くんって、雰囲気、少しだけ傑に似てるしね』

その名前が出た瞬間、五条の内側で何かがぴたりと止まる。
―ああ、そうか
紅海は、傑に懐いてたからな…いや本当に懐いてただけか?
紅海は、傑に好意を持ってたのかもしれない?
だから、今日も、服を選んで、髪を下ろして
“恥をかかせたくない”なんて言葉が出てきたのは
そう言う理由…?
「……」

五条は、笑いを作るのを一瞬だけ忘れる

ま、別に
彼氏がいようが、いまいが
誰と会おうが、自分に関係ないはずだ

「行こっか」
少し 紅海を置いて行きそうな早さで歩き出す
隣に並ぼうと 紅海は、頑張って付いていこうとする
『待ってよ、悟』
紅海は、五条のジャケットの裾をつまんで歩いた
「んなっ!?お前なぁ、迷子じゃないんだから摘まんでくんなよ」
『もー、だって、悟、歩くの早いよ、足の長さ違うんだから、もぉ…』

「あーもー、解ったよゆっくり歩くから」
今日一日が、思っていたより面倒になりそうだなと…五条は予感した
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