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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第20章 重傷と記録


「それだけって、僕にとっては、結構重要な事なんだよね、君の事も高く買ってるんだよ」

「また適当なことを…」
遊佐は椅子に深く座り視線を少しだけ逸らす

それから、ふと思い出したように言う

「そういや…紅海ちゃん、任務で怪我したって聞きましたよ?」
五条は口を尖らせる
「なに?紅海に聞いたの?情報早くない?」

「そりゃまぁ、ちょいちょい連絡いれとるしな
紅海ちゃん、相変わらず任務で無茶ぶりされとんとちゃいます?」

「いや、今回のは…ちょっと特殊…」
「特殊ねぇ…紅海ちゃん、昔から内容までは言わへんからなぁ…
近くに居れる五條さんが羨ましいわぁ」
遊佐は苦笑する

「相変わらず無茶振りってどういう事?」
問われた遊佐は、事務室の面々を見て警戒する

「ん~、ちょっと場所変えましょか?」
遊佐は、同僚に外出する事を伝えて事務室を出ると

個室の料理店に場所を変えた
ランチタイムは終わったので
パフェとケーキがテーブルに並ぶ

「いや、何でお前と女子会ランチみたいな事しないといけないんだよ!」
「そんなん、あの場所で、愚痴なんか言えるか!
言うとくけど、ぼくは優等生で通っとんですよ」
「いや、絶対、腹黒そうなのバレてるから…」

っちぃ!!遊佐の舌打ち
こいつ紅海の前と大違いじゃないか…と、五条は呆れる

「で、紅海ちゃんのコッチの任務の事やろ?
コッチは呪術師不足に、ちょっとわがままな昔ながらの呪術師もおる

紅海ちゃんは教師として京都に配属されたのに
生徒達の指導よりも、任務の方が多くて
そう言う呪術師の面倒で嫌がる案件を丸かぶりしとってん」

五条はパフェを一口食べ、遊佐を見る
「どうせ、自分に出来る事はこのくらいだし…とか言って自己犠牲丸出しだったんでしょ?」

「まぁ…それが紅海ちゃんの、ええ所でもあるんやけど
…誰か守らなあかんかったら、自分が前に出て守るから怪我する事も多かったし」

遊佐もガトーショコラにフォークを入れる
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