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稀人 ~異国の姫~

第7章 迷宮 ーアモンー





レイ「アリババ!!私が行く!!」

アリ「大丈夫だよ。俺に任せてくれ!それに、お前が行けばそりゃ大丈夫かもだが力がバレるかもだろ?」


レイ「…わたかった。でもアリババが危ないと判断したら問答無用で助けに行く!!」




ジャミルが早くしろと急かしたきた
そしてアリババは意を決して道に躍り出た



アリババは次々に槍や炎、落とし穴なんかの罠を掻い潜り見事に通り抜けた


私たちはアリババの通った後に沿ってそちらに向かった



レイ「よかった!!」

・・・ハラハラしたよ!ケガも無いみたいだしとりあえずよかった
…ん?なんだろこのイヤな匂い…。何処かで嗅いだことがある…



その時いきなりモルジアナがジャミルの服を引っ張った



・・・匂いがキツくなった!これは!!死体の匂い…死臭だ…
戦争のたびに纏わり付いて嫌になるほど私に染み込んでいる…



その時アリババの周りの床が開き落とし穴が現れた



アリ「なっ!!!」

・・ちょ!来んなよ!!



レイ「アリババっ!!」

・・・アラジンはあいつに必要とされてるはずだから大丈夫なはずだ!それよりこっちがヤバイ!!



私は落ちていくアリババを追いかけ穴に身を投げた



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