第18章 迷宮-ザガン-
地面の変形が終わりそこに姿をみせたのは、
『ようこそ、僕のイカした「迷宮」へ』
面のようなものを身につけたやつ。
その見た目から推測だきるのはここのジンだということ。
そんな考えに気づいてかかはわからないが、
『僕が「第61のジン、ザガン」だよ』
とニコリと笑いながら名乗った。
アリ「ジ…ジンがいきなり…!?」
突然のことにアリババがそう声を上げた。
その中でもザガンはこちらをジッと見つめ、唐突にてを動かした。
シュッ!!
ガシィ!!
少女を掴んだ。
「きゃーっ!!」
『これはただの村娘か〜
連れてくることなかったかな〜』
白「やめろ!!
その娘を放せ!!」
槍を構え、ザガンに白龍がそう叫んだがザガンは無言のまま首を傾げ何か考えだしたと思ったら
ベロォ…
『どうしよっかな…
そう言われると、どうしよっかな〜…』
少女をひとなめした。
そして少女を逆さまにし足を引っ張ったりし始めた。
『この子は〜っ
どこが1番〜うまそうなのかな〜っ?』
そんなザガンに私、アリババ、白龍が武器を構え今にも飛びかかろうとした時
アリ「!!」
・・なんだ!?
アリババが持つ、アモンの剣がボォーっと輝きだし何かを弾き出した。
アリ「っ!ア、アモン!!?」
レイ「これが」
・・・アモン。確か、記憶の欠片ではアモンがミカエルを呼び出したんだ。
『すまんな、アリババ。
お主のマゴイを少し使わせてもらったぞ…。
ザガンに一つ確認せにゃならんのでの…』
・・む?レイの中のミカエルの影が薄まってるのはどういうことだ?
そう言って突然現れたアモンはザガンへと向き直った。