第18章 迷宮-ザガン-
迷宮の中に入るとそこは不思議な植物で溢れかえっていた。
アモンにも不思議な植物はたくさんあったが、それとは比べものにならないほどだ。
アリ「すげぇっ!!」
・・なんだこの植物の量は!?
白龍「凄いな…」
・・これが迷宮の中
レイ「不思議…」
・・・ここがザガン。
入って直ぐ目の前に広がる空間に私達は唖然としたり、瞳を輝かせたりと様々な反応を示した。
そして、ずっとここにいても攻略は出来ないので進むこととなった。
しばらく歩いているとまるで生きてるかのように動く植物達がいた。
その動きはまるで人と同じように働き家族を持ち、それはまさに自我をもっち自らの意思で動いている。
彼らの横を通り進んで行き私達は違和感に包まれていた。
レイ「ねぇ、アリババ…迷宮ってこんなのなの?」
・・・絶対おかしい…
アリ「いや、絶対に何かある」
・・俺も同じことを感じる
アラ「僕もそう思うよ」
モル「私もです」
私たちが感じてる違和感。それは余りにも何も無いことだ。
分かれ道も無ければ何か化け物が襲ってくる気配もない…。
これだけ何も無ければ逆に不審に思えてくる。
そう思いながらも前に繋がる道を進むと一際明るく照らされている場所があった。
そこへ向かってみると角を曲がった所に巨大な生物がいた。