第18章 迷宮-ザガン-
その時!
見えていた迷宮から幾つも触手のようなものが伸びてきた!!
レイ「っ!!何これ!?」
・・・迷宮から伸びてる!!
白龍「レイさんは俺の後ろにいてください!」
そういい白龍さんは私を背に庇ってくれた。
だがそうこうしているうちに、船を漕いでくれていた人に触手が伸びた。
レイ「危ない!!」
私は直様 村の人をフィルで守った。
私は村の人をそのまま加護し続け、船に勝手にもと来た道を進むようにフィルで術式を組み命令した。
それを済ませると私は白龍さんの腕を掴んで川へと飛び込んだ。
あのまま船にいたら村の人まで巻き込む危険があったからだ。
白龍「なっ!レイ殿何をしてるんですか!?」
・・川に入ったら余計に何もできなくなる!!
レイ「あのままじゃ村の人まで巻き込みます。
私達が捕まるのは別に元々入るつもりなんですからいいんですが、あの人は村に生活がちゃんとあるんです。これ以上巻き込むわけにはいきません。」
・・・そもそも、ここまで送ってくれただけでも感謝なんだから
白龍「ですが、あのままではどうせ捕まる。なら俺たちが守ったほうが」
レイ「それは大丈夫です。私が術をかけたので心配はいりません。」
私はそういい白龍さんを真っ直ぐ見つめた。
まだ少し 私の行動の意味を受け止めて切れて無いようだが、その答えを考えてる暇はそうなかった。
私達の方に触手が伸びてきたからだ。
抵抗しようとしたが、私達は水の中で、思うように身動きが取れないため簡単に捕まり迷宮へと引きづり込まれた。
その瞬間にアリババ達をみるとそちらも同様に捕まえられて引き込まれているところだった。
白龍「っ!くそ!」
レイ「白龍さん、この際中まで運んで貰いましょう。他のみんなも捕まってます。」
私がそう言うと冷静になっまようで白龍さんは動きを止めて触手のなすがままになった。
こうして否応無く私達は迷宮へと入った。