第18章 迷宮-ザガン-
翌朝、私達は現在 小舟で迷宮へと向かっている最中だ。
レイ「もうすぐ迷宮…」
・・・アモンのことを少し知れてるから前よりましだけど少し怖い…でも探究心がすごく刺激される!!
白龍「怖いんですか?」
・・この人はあの3人と少し違う気がする
レイ「少し、でも楽しみって気持ちの方が大きいです。何が見れるか考えるだけで楽しいです」
・・・話しかけてくれたの初めてじゃないかな?
私は今白龍さんと舟に乗っている。
後の3人は別の舟だ。
なので必然的に話す機会が巡ったきたのだ。
白龍「楽しみですか。
ところで貴方は異国の王女だとシンドバッドさんから聞いたんですが本当ですか?」
・・アリババ殿、それに自分をいれたらこの中に王族が3人もいるんですね。
レイ「はい、本当のことです。といっても私も自国の領土は失ってる身です。歴とした王女とは言い難いですけどね」
・・・白龍さんも王族でしたね。たしか煌帝国…私も1度行ってるみたいだけど実感はないな…。
白龍「領土を失ってる?でも王位はあるんですか?」
・・一体どういう状況なんだ?
レイ「あ、そうですよね。王位と言うか王族の威光としての権は持ってます。領土は無くとも民はいます。
他国に侵されてもその心は私達国民は一つという考えでです。
それに私の王家は少し珍しくて領土が無くても王族としての権威はそう簡単に無くさない仕組みなんです。
この説明は難しいので聞かないでくれると嬉しいですw」
・・・この世界ではないからここではあまり王族とは言えないけどね
私は自分の立場をなるべく分かり易いように伝えた。