第16章 シンドリア
しばらく食事や会話を楽しんでいたがやはりアリババの事が気になるので私はアリババが好きそうな料理を皿によそってからアリババの部屋へと向かった。
アリババの部屋にき、扉をノックしてみたが返事がなく部屋の中にはいないようだった。
レイ「んー、いないのかな。」
私はアリババの気配のない部屋から廊下の窓に近づきルフ達に語りかけた。
レイ「ねぇ あなた達はアリババが何処にいるか知ってる?」
すると、ルフ達が上の方へとキラキラと輝きながら昇っていった。
私はその方向に向かっていった。どうやらルフ達は私を屋上へと案内してくれているようだ。
素直について行き屋上に出るとそこには金髪の青年をみつけた。
私はその青年がアリババだと確信してソロソロと気配を消して背後から近づいていった。
そして、
レイ「わっ!!!!」
私はアリババの耳に向かって大声を出した。
アリ「のおわぁぁあ!!!」
アリババ予想以上のいい反応を返してくれたので私は口元を押さえてクスクスと笑っていた。