第16章 シンドリア
レイ「ねえ、アラジン
今日のアリババって少し変じゃない?
特に白龍さんと会ってからとか」
アラ「それはバルバットでの事が原因かな。
…アリババ君にはまだまだ心残りや悩んでいるところがあるんだ」
レイ「…バルバットか。何があったかわからないからどう声をかけたらいいんだろ……」
・・・私は無力だな…。今も昔も。
アラ「レイお姉さんなら大丈夫だよ!
例え記憶がなくってもお姉さんはお姉さんだよ!」
アラジンはニコニコと意味深な言葉を言った。
私はアラジンの言葉の意味がよく理解できなかったけど心の中にストンと落ちてきた気がした。
理由はわからないけど身体にのしかかっていた何かが落ちていったような気がする。
レイ「アラジン ありがとう」
私は感謝の気持ちいっぱいに最高の笑顔を見せた。
アラ「う、うん!ねぇレイお姉さん!ぼ、僕たちもごはん食べに行こうよ」
・・うわぁぁ///レイお姉さんかわいすぎるよ、その笑顔は!
少しあたふたしているアラジンとともに賑わっている方に向かった。