第16章 シンドリア
私たちは空も紅くなってきたから城に戻った。
すると、宴の準備がされていて広場に多くの人が集まっていた。
その中に私はシンドバッドさんやアラジン達を見つけたので近づいていった。
レイ「アラジン!アリババ!
これ何の宴?」
アリ「ああ、これは白龍たちを歓迎するためのやつらしいぜ!
白龍はシンドリアに留学するらしいんだ」
レイ「へぇ!ならここももっと賑やかになるね
なら、紅玉もシンドリアに留学しに来たの?」
私は隣に立っている紅玉にそう尋ねた。
紅玉「……私は、違いますわぁ。」
少し間をおいてから紅玉はそう答えた。
「なら観光?」と聞き返すと「まあそんなものよぉ」と返ってきてこの話は終わった。
するとそこに白龍さんがやってきた。
白龍「皆さんこんにちは。」
レイ「こんにちは、白龍さん。」
・・・んー、この人何だか少し危険?…いや、でも弱そうな気もする
アラ「やあ!白龍のお兄さん!」
モル「こんにちは。」
アリ「よお」
それぞれ軽く挨拶を交わしたが何故だか、アリババの雰囲気がいつもとは違うように感じられた。
この後すぐに軽く言葉を交わしてからアリババが足早にこの場を去っていった。
私はそんな行動をとるアリババが不思議でならなかった。