第16章 シンドリア
ジュ「やっと解きやがったか!
あ?お前ら白龍と紅玉じゃねぇか、遅過ぎだろ!?」
ジュダルが今頃着いたのかよ!?と2人に近づいていった。
紅玉「ジュダルちゃんが早過ぎるのよぉ」
夏「私の力ではこれが限界なのでありますよ」
白龍「神官殿が勝手に飛んで行ったのでしょう」
ジュ「ああ? お前ら、ゴチャゴチャ煩せぇ」
この人達とジュダルの会話を聞いたところ、どうやらこの人達はジュダルの知り合いのようだ。
私がその様子をぼんやりと見つめているとふと少女と目があった。
すぐに視線が外れるだろうと思っていたがじーっと少女にしばらく見つめられた。
目を大きくしたり、細めたりと忙しなくコロコロと、少女は表情を変えていく。
私はどうしたのかな?とぼんやり考えていたら、その子が凄い勢いで迫ってきた。