第16章 シンドリア
私は何ででしょう?と困りましたとアリババに問いかけた。
この問いに答えたのはシンドバッドさんだった。
シン「ふむ、君が今このメンバーでわかるのがマスルールとモルジアナなんだな?
ということはファナリスのみ覚えているということかな」
レイ「あ、ファナリスはわかります。
でも、なんで他のことは忘れてしまったの…」
・・・私はどうなってるの?
思い出そうと頑張るがやはり何も分からなくて私は俯いた。
アラ「シンドバッドおじさん、レイお姉さんはルフのことも覚えていたよ」
シン「そうなのかい!
なら、魔法はわかるのか?」
・・ルフについては覚えているのか。この記憶障害は魔法が関係してるのか?
私は顔を上げこの質問に首を横に振った。
レイ「魔法というもの自体私は知らないんじゃないかと思います。
私の国では聞いたことがないです。
よければどんなものか教えていただけますか?」
私がお願いするとシンドバッドさんは心良く承諾してくれた。
だが、その前に食事にしようと言い、持って来ていたらしいご飯をシンドバッドさんの側にいた人…ジャーファルさんから手渡された。