第16章 シンドリア
レイ「えっと…」
・・・あ、あれはマスルールさん?
でも、やっぱり後の2人はわからない…
私はマスルールさん以外の2人を見ても何も思い出せずに困惑するしか出来なかった。
モル「レイさんどうしたんですか?」
レイ「モルジアナ…?」
モル「?はい、そうですけど?本当にどうしたんですか?何か困っていますか?」
レイ「あのね、そちらの2人は一体誰なの…?
私、今記憶がなくなってるみたいなの」
私の答えにモルジアナを含める今入ってきた人たちが驚愕の表情を浮かべた。
モル「え、でも私のことはわかってますよね?」
私はこの問いに頷いた。
アリ「モルジアナのことはわかるのか。どうなってんだ?」
シン「私を覚えていないのかい!?シンドバッドだよ!!」
・・女性に忘れられるとは!!?
レイ「ごめんなさい、…シンドバッドさん。
…私もわからないです。何故かモルジアナとそこにいるマスルールさんのことは知っています」